私は幼い頃から体が硬く、学校の体力測定がイヤでたまりませんでした。結婚したとき、その余りにも固い体に妻もびっくり!何と前屈(正式には立位体前屈というそうです)がプラス10センチ以上で、「床ピタ」の妻曰く「鋼のような体だね」と揶揄されました。
日本では1999年(平成11年)から「新体力テスト」が実施されており、そこでは立位体前屈ではなく長座体前屈が採用されていますが、これは最近の子どもの体が余りにも硬く、ケガをする可能性があるからだそうです。
税理士試験合格後、少しでも体を柔らかくしたいと思い、「アサヒ」というメーカーが出しているストレッチボード「のってる快」という器具を使って毎日、毎日「のってる快」に乗っていました。わずか1分30秒で良いと書いてありましたが、角度が自由に変えられるのにも関わらず、一番傾斜の低い確度でも、足首、ふくらはぎから、太ももに震えがきて、私にとって「魔の1分30秒」でした。
税理士試験でおそらく身についたのだろうと思いますが「継続する力」は、自分で言うのもおこがましいのですが、かなりのものです。その、苦痛を日々こらえながら、何とか最高傾斜角の30度でもこなせるようになりました。そうすると、前屈は、プラスからマイナス、つまり床に自分の手先が付くようになりました。ただ、それ以上にはなりませんでした。
もうこの位で良いのかな?と諦めかけたとき、東京への出張がありました。たまたま、飛行機の中で見ていた通信販売のカタログに「フレックスクッション」という製品を見つけました。開発者は、サンテプラスの坂田(立教大学相撲部のコーチ)さんという人で、相撲の「脵割り」をヒントに開発されたものです。
背面高20㎝、全面高10㎝、座面が20度傾いており、自分の体重を利用して、座るだけで骨盤がニュートラル状態になります。私の「これ以上曲がらない」の原因は股関節にあったことを知り、朝起きてからと、風呂上がりには必ずこの器具でエクササイズをします。すると、「不思議、不思議」今では、妻と同じくらいに「床ピタ」になりました。
しかし、人間は欲深いものです。今度は、本当にお相撲さんがしているような「開脚」ができるようになりたいという衝動に駆られました。それは、「どんなに体がかたい人でもベターッと開脚できるようになるすごい方法」というEikoさんという人が書いた本のタイトルに惹かれたからでした。サブタイトルとして、4週間でできる最強プログラムとあります。
原理は簡単です。①タオルストレッチ、②しこストレッチを毎日しながら、1週間目に内ももストレッチ、2週間目に壁ストレッチ、3週間目に椅子ストレッチ、そして最後の4週間目にドアストレッチをするのです。しかし、実際はそうは簡単にはいきません。なぜなら、元々「鋼のような硬い体だからです。2週間目の壁ストレッチで「壁」にぶち当たりました。おやじギャグです。(オー寒!)
そこで、今度は、「一人で出来る開脚マシン」を購入しました。これだと、自分の手の力で、かなり無理やりに「開脚」の助けになるのです。このバナー(ウェブ上の広告)を見てすぐに、購入しました。お陰様で、何とかあと3ヶ月(年内)には開脚ができるように思えてきました。あとは、「継続は力なり」です。
因みに、体が硬い人は
①肩こりや腰痛などを起こしやすい。
②なんでもないところで転びやすくなる。
③猫背になるなど姿勢が悪くなる。
④動くと凄く疲れやすい。
⑤筋肉の収縮が少なくなり血流が悪くなる。
などの弊害があるそうです。
何とか目標に向かって、「開脚」ができるようになり、それが長続きできるようにやってみます。ただし、「頑張りすぎずに、頑張る」の精神で!